「厄介な人」が老化を加速させる…最新研究が解き明かす人間関係の代償
他人との関わりは、日常生活を豊かにする一方で、厄介なもめ事やトラブルなどが生じることも少なくありません。日常生活で関わる他人のうち、しばしばストレスやトラブルをもたらす厄介な人は「ハスラー」と呼ばれます。
否定的な人間関係は、人の心身に慢性的なストレスをもたらし、免疫機能の低下や心臓病のリスクを高めることが知られています。人間関係を原因とするストレスはまた、生物学的な老化を加速させる可能性も指摘されていました。そのような中、ハスラーの存在と老化のスピードについて検討した研究論文が、米国科学アカデミーが発行している公式ジャーナルの電子版に、2026年2月18日付で掲載されました。
この研究では、米国のインディアナ州に在住している2345人(平均46.2歳)が分析対象となりました。研究参加者に対して、過去6カ月以内に交流があった人を思い浮かべてもらい、ハスラーの人数が調査されています。また、研究参加者の唾液サンプルを分析し、分子レベルの解析に基づく生物学的な老化のペースが推計され、ハスラーの人数との関連性が解析されました。


















