少女マンガの背景を読み解く一冊「恋愛少女マンガ全史」長山靖生著
「恋愛少女マンガ全史」長山靖生著
少女マンガは、戦前は女の子同士の友情物語が主流だった。戦後になっても、「母恋もの」など悲しい物語が多く、作者はほとんど男性だった。
50年代半ばから、牧美也子、わたなべまさこなど女性マンガ家が活躍するようになる。当初は「初恋」という言葉も使ってはいけないとされていた。
60年代後半になると、編集者がロマンチックコメディーを勧めるようになる。少女マンガにラブがもちこまれると、「おくさまは18歳」のような未成年での結婚が描かれることに。「恋愛」は不謹慎だが「結婚」なら若くてもOKということだったのかもしれない。
少女マンガの背景を読み解く一冊。
(筑摩書房 2200円)


















