予知能力を持つ人間や変異した新人類がバトルを繰り広げるSF小説「プロジェクト・ダークネス」冲方丁著

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「プロジェクト・ダークネス」冲方丁著

 高校の英語教師、真皚励葵(ましろ・れいき)は、妻の藍花、6歳の息子、乃碧(のあ)と一緒に、東京ドームの内野席にいた。

 自閉スペクトラム症の乃碧はスケッチブックに球場の風景を描いている。乃碧がグラウンドに大きな亀裂と、もうもうと噴き出す煙を描いた。倒れて血を流す人々、火に包まれる人々……。

 藍花は悲鳴をのみ込んだ。描かれた励葵と藍花の額に穴が空き、血が流れる。そして衝撃とともにすべてが猛然と揺れ始めた。グラウンドが裂け、真っ赤な煙が噴き出す。迷彩服の男が現れ、逃げようとする人々を自動小銃で銃撃する。

 予知能力を持つ人間や変異した新人類がバトルを繰り広げるSF小説。

(KADOKAWA 1980円)

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