25年ぶり広島優勝の裏側…緒方孝市監督が迫る巨人の“リメークドラマ”に漏らした一言

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山内泰幸氏による「カープ戦士の正体」(第1回=2016年)を再公開

 日刊ゲンダイではこれまで、多くの球界OB、関係者による回顧録や交遊録を連載してきた。当事者として直接接してきたからこそ語れる、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となり。当時の空気感や人間関係が、ありありと浮かび上がる。

 今回は元広島監督・緒方孝市氏について綴られた、山内泰幸氏による「カープ戦士の正体」(第1回=2016年)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。 

  ◇  ◇  ◇

「ダッシュで競走させていただけませんか?」

 20年ほど前のことです。現役でプレーしていた私は無謀にも、3度の盗塁王を獲得した緒方孝市さんに短距離走を挑みました。

 私が95年にカープに入団して2~3年後、キャンプの練習後だったと思います。5歳年上の緒方さんは当時、バリバリのレギュラー。私が新人だった95年、シーズン中盤からレギュラーに定着し、101試合出場で47個もの盗塁を決めて初のタイトルを獲得すると、その年から3年連続で盗塁王に。脚力が強く、スライディングも速い。相手バッテリーが走ってくることが分かっている状況でも、ガチンコ勝負で塁を奪い取るような凄みがありました。

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