中学受験の指導歴25年の講師が見た“疲弊した保護者”のサインと受験との向き合い方
疲弊してしまう家庭の特徴とは?
「毎日子どもとケンカばかりで、もう限界です」「気づけば、私一人で受験の全てを背負っている気がして苦しい…」。中学受験の指導を25年続けていると、このような保護者からの悲痛なSOSを耳にする機会が年々増えているように感じます。
中学受験の主役はもちろん子どもですが、二人三脚で挑む保護者の存在なしには成り立ちません。しかし、熱心にサポートするあまり、子どもの成績が上がる前に保護者が先に心身ともに疲弊してしまうケースが非常に多いのが現実です。
今回は、指導現場で見てきた「疲弊しやすい家庭の特徴」と、それを防ぐための専門家ならではの改善策をお伝えします。(福井俊保=プログラミング教室「スモールトレイン」代表・塾講師)
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私が指導する中で見えてきた、疲弊しやすいご家庭にはいくつかの共通点があります。
第一に、「母親の孤立と夫婦間の温度差」です。中学受験の面談をしていると、母親だけが関わっている割合が非常に多いです。毎日の塾の送迎、お弁当作り、膨大な宿題のスケジュール管理、そしてテスト結果への一喜一憂。一方で夫は無関心であり、すべての重圧を母親一人が抱え込んで深い孤独感に悩んでいるケースは珍しくありません。


















