(1)アルコールで年間3万人が死亡…本人に自覚がなかった30代男性

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 毎年5月に実施されている「ギャンブル等依存症問題啓発週間」が、今年も14日から20日まで実施されました。依存症への関心と理解を促すために2019年から行われている国を挙げての啓発活動です。

 その背景にあるのが依存症の増加と多様化です。厚労省のデータ(令和6年版厚生労働白書)によるとアルコール依存、ギャンブル依存、薬物依存の患者数は、ここ10年で右肩上がりに増えており、また、その他の調査でも若い世代の市販薬やネットへの依存が増え、依存症対策は待ったなしの課題と言えます。

 40年以上前から依存症治療に取り組んでいる大石雅之・大石クリニック院長は、依存症についてこう解説します。

「日常生活に支障をきたしているにもかかわらず、酒や薬物、ギャンブル、性行動、ネット、ゲームなどにのめり込み、それらがやめられず、自分の力だけではどうにもならない状態が依存症です。意志の弱さではなく、脳の報酬系が変化することで起こる“脳の病気”です。疾患であり、適切な治療で回復が望めるため、自分は弱いからダメだと諦めずきちんと治療することが大切です」

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