将棋界のレジェンド「ひふみん」こと加藤一二三さん死去…語り継がれる偉業記録の数々と優しいエピソード

公開日: 更新日:

 さまざまな語録でも知られ、「近ごろの将棋は美意識のかけらも感じさせないほど、作戦が煩雑化しちゃった」と現役引退を発表時に言えば、「モーツァルトは作曲は元気な時にしかできない、と言ったそうですが、将棋も同じです」と、天才肌ならではの言葉も。

「鍋焼きうどんが好きなのですが、熱いので、冷めるまで待っていると15分ぐらいかかる」という、おかしみの語録でもファンや関係者を楽しませた。

「先生は68歳だった2008年、自宅のある集合住宅で管理組合や住民から訴えられたことがあるんです。野良猫に餌を与え続けているのは規約に反するとして、餌やり中止と慰謝料など約640万円を求める訴訟を起こされた。庭で、子猫を産んだばかりの猫を見つけ、餌をやるようになり、去勢手術や環境の悪化を防ぐ努力もしていたそうです。このとき住民の訴えた被害を度外視するつもりは毛頭ありませんけど、先生のやさしさを象徴するエピソードとしても、弟子たちの間では語り継がれています」(あるファン)

 人間としても、非凡だったのだろう。通夜は27日午後7時30分、告別式は28日午後1時30分、いずれもカトリック麹町イグナチオ教会(東京都千代田区麹町)で。喪主は長男の加藤順一氏。

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイは加藤さんを独自取材したことも。1月1日に亡くなった久米宏さんの記事とあわせて読みたい。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  2. 2

    ドジャース西地区5連覇に29球団から怨嗟の声 「カネもアタマもあってズルまでしてりゃ勝って当然」

  3. 3

    中森明菜が完全復活 結果的に長期休養がその価値を上げたが、応えられるだけの資質を持っていた

  4. 4

    尾野真千子がNHK朝ドラ返り咲き! 沖縄と東京を行き来する「女優」と「女将」二刀流ワンダフルライフ

  5. 5

    ドジャースは“大谷抜きポストシーズン”を想定か…指定席「1番・DH」に21歳デポーラ

  1. 6

    ソフトバンク3連覇でも“札束攻勢”止まらず…今オフ仕掛ける「補強リスト」仰天の中身

  2. 7

    参院のドン放逐で「消費減税」窮地の高市首相に公明党が“助け船”? 現金給付「前倒し」が賛成条件か

  3. 8

    阪神・佐藤輝明のドジャース入りに暗雲か? 大谷翔平が思わぬ“遠因”になる可能性

  4. 9

    日本ハム新庄監督がソフトバンク3連覇の“MVP” 挑発ことごとく空回りで5勝18敗2分け、最後までVアシスト

  5. 10

    クレイジーケンバンド横山剣さん「年に関係なく、カッコいいものはカッコいいって思いますね」