将棋界のレジェンド「ひふみん」こと加藤一二三さん死去…語り継がれる偉業記録の数々と優しいエピソード
さまざまな語録でも知られ、「近ごろの将棋は美意識のかけらも感じさせないほど、作戦が煩雑化しちゃった」と現役引退を発表時に言えば、「モーツァルトは作曲は元気な時にしかできない、と言ったそうですが、将棋も同じです」と、天才肌ならではの言葉も。
「鍋焼きうどんが好きなのですが、熱いので、冷めるまで待っていると15分ぐらいかかる」という、おかしみの語録でもファンや関係者を楽しませた。
「先生は68歳だった2008年、自宅のある集合住宅で管理組合や住民から訴えられたことがあるんです。野良猫に餌を与え続けているのは規約に反するとして、餌やり中止と慰謝料など約640万円を求める訴訟を起こされた。庭で、子猫を産んだばかりの猫を見つけ、餌をやるようになり、去勢手術や環境の悪化を防ぐ努力もしていたそうです。このとき住民の訴えた被害を度外視するつもりは毛頭ありませんけど、先生のやさしさを象徴するエピソードとしても、弟子たちの間では語り継がれています」(あるファン)
人間としても、非凡だったのだろう。通夜は27日午後7時30分、告別式は28日午後1時30分、いずれもカトリック麹町イグナチオ教会(東京都千代田区麹町)で。喪主は長男の加藤順一氏。
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日刊ゲンダイは加藤さんを独自取材したことも。1月1日に亡くなった久米宏さんの記事とあわせて読みたい。


















