「11PM」の名司会者・藤本義一さんはなんでも答えてくれる“スーパーマン”のような存在だった
■「呼ばれた時は、また1本構成番組が増えると思て、テレビ局へ行ったら」
一世を風靡した「11PM」ですが、「呼ばれた時は、また1本構成番組が増えると思て、テレビ局へ行ったら台本見せられて、司会のセリフの名前に“藤本”て書いてるさかい『コイツどんなやつですのん?』て聞いたら『おまえやがな!』て言われて、初めて出演者やいうこと知りましてん」「でも脚本書くよりラクでよろしいわなぁ。台本通りにしゃべってたらええねんから」と言いますが、義一ワールドはそんなものではありません。
人の意見を挟ませないほど早口で話す時もあれば「わかりまへんなぁ」とトボけて大爆笑をとるなど、場の空気を読み、独自の話をスッと入れたり緩急自在。ある時、「娘が国語のテストで『お父さんこれ答えなんやのん?』言うて、答案用紙持ってきましてん。“作者はこの時、どういう考えだったでしょう? A~Dの中から選びなさい”って私の本ですねん。問題の正解はAやねんけど、作者の私は解答欄の気持ちで書いてませんねん。テストなんかアテになりまへんで」と言われて「そんなことあんねや? 先生の許可とか確認はおまへんのん?」「ありまっかいな、そんなもん。テスト作る時に聞きにこいちゅうねん!」と面白おかしく問題提起をされたこともありました。


















