「11PM」の名司会者・藤本義一さんはなんでも答えてくれる“スーパーマン”のような存在だった
直木賞作家、テレビ司会者、コメンテーター、脚本家、エッセイスト……テレビの深夜放送の草分け的番組「11PM」の火曜と木曜の大阪番の司会とたくさんの顔をお持ちの藤本義一さん。腰が低く、気さくで、話しやすく、聞いたことは柔らかな関西弁でなんでも答えてくださる、私にはスーパーマンのような存在でした。
若手漫才師と作家志望をコラボさせる「笑の会」で、「近代漫才の父」秋田実先生の後、藤本さんが2代目代表をしていた時、作家志望としてお会いしたのが最初でした。それから数年後に番組のゲストで来ていただき「ああいう会は趣味で終わることが多いのに、ようプロになったね。世話役をやらせてもうてた甲斐があるわ」と喜んでくださり、「これからは仕事仲間やからよろしゅう頼みます」と握手で歓迎していただきました。
一時期の関西発のドラマは藤本さんと花登筺さんが書いていたといわれるほどの超売れっ子で「週に10本ぐらいドラマや構成をやってたから、締め切りが重なるし、おんなじ原稿用紙見てたらわからんようになってくるんで、枠の色を赤とか青とかに全部変えて間違わんようにするとともに、色を見てその世界に没頭できるようにしてましたな」と語っていました。


















