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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

「風、薫る」で際立つ2人の“2世俳優” クズでも憎めない三浦貴大、変態紳士・高嶋政宏の下僕ぶりにハラハラ

公開日: 更新日:

夫というより「下僕」に見える高嶋政宏

「風、薫る」にはもうひとりサラブレッドが出演している。大山巌役の高嶋政宏(60)だ。父は俳優・高嶋忠夫、母は元宝塚歌劇団で星組トップスターの寿美花代、妻はシルビア・クラブ、弟は俳優・高嶋政伸、従妹に高嶋ちさ子と、まさに芸能一家だ。

 初めて登場した際、その第一声「ウイ・マダム・ボン」だった。“ボン”というのは彼の父・高嶋忠夫の愛称で、それと引っかけたのかと思ったが、そもそも、高嶋忠夫が“ボン”と呼ばれていたことを知る人がどれだけいることか。シニアに向けてのギャグだったとすれば愉快なのだが……。

 それはともかく、大山の役どころは多部未華子演じる“鹿鳴館の華”と呼ばれる大山捨松の18歳年上の夫で、娘ほど違う捨松の言うことを何でも訊くなど、見ようによっては夫というより妻に尽くす下僕のようにもみえる。

■彼の「性癖」が忘れられない

 実は高嶋、過去に「変態紳士」なる本を上梓しており、当時はトーク番組などで、自身のSM好きや妻への愛情表現として「こめかみを吸う」などといった自らの性癖を嬉々として語っていた。昨今の風潮から、そういったことは無かったことにされているが、あの時、見せられた変態キャラのイメージがどうしても離れず、大山巌が「変態紳士」にしか見えないのだ。多部ちゃんのこめかみが吸われるじゃないかと気が気でない。

 三浦貴大、高嶋政宏――2人の“2世俳優”に注目だ。

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