佐々木朗希がブチギレた…怒りの矛先は自分自身?自己ワーストタイ記録の末、“ご乱心”が報じられた日

公開日: 更新日:

2024年5月の記事②を再掲載

 佐々木朗希が不甲斐ない投球を見せるたび、SNS上では辛辣な声が吹き荒れる。高卒3年目に1試合19奪三振の日本記録、史上最年少の20歳5か月で完全試合を達成するなど投手として圧倒的なポテンシャルを持ちながら、なぜここまで叩かれるようになったのか。

 その背景には、ファンから「ゴネ得」とも揶揄された米挑戦騒動がある。23年オフに大きな物議を醸した古巣ロッテとの泥沼交渉劇、24年シーズンの不完全燃焼、そしてタンパリング疑惑まで取り沙汰されたドジャース入り──。日本球界最後の1年に何があったのか。当時の記事で振り返る。年齢、肩書は当時のまま。

  ◇  ◇  ◇

 ストレートの平均球速が160キロを超えていた昨年までとは、別人のような投球が続いている。佐々木朗希(22=ロッテ)のことだ。

 前回登板だった4月30日のオリックス戦までの5試合で、速球が160キロを超えたのは4月23日のソフトバンク戦1試合だけ。あとの4試合はいずれも球速が160キロに満たなかった。

 佐々木をマークしているア・リーグのスカウトの目には、「あえて出力を落としている」と映っているようだが、なぜ、力をセーブしているのか。

「故障を未然に防ぐためでしょう。昨季までは160キロ超のストレートを投げては肘の張りなどで離脱、シーズンを通して働いた経験が一度もなかった。要するに160キロの球速に肩肘が耐えられないことが身に染みてわかった。早ければ今オフにもメジャー挑戦するだけに、故障は極力、避けたいでしょうからね」(同)

 そもそも佐々木は故障にナーバスだ。大船渡高3年の4月、U18高校日本代表候補合宿の紅白戦で163キロをマークして一躍、脚光を浴びたが……。

「163キロを投げた反動でしょう。肩か肘に違和感が生じたようで、本人は『これからは(出力を)抑えて投げます』と話していた。実際、その後の練習試合はしばらく、球速が140キロ台でしたからね。高校最後の夏、甲子園のかかった岩手大会決勝で投げなかったのも監督の指示ではなく、故障を恐れた本人の意思だったといいます。プロ入り後、肩肘の検査をする機会があったそうですが、肘の靱帯にはキズひとつなかったとか。プロ入りするような高校生投手は、多かれ少なかれ靱帯を痛めているものですけど、あまりにキレイだったため首脳陣が驚いたと聞きました」(放送関係者)

 さて、10日の日本ハム戦に先発した佐々木は大荒れ。前回から中9日と休養タップリの登板だったにもかかわらず、5回と3分の2を投げて8安打5失点、5与四球で2敗目(3勝)。六回に4本の長短打を浴び、なおも2死一、三塁となったところで降板した。

 5失点は自己ワーストタイ。ベンチに戻るなり、怒りに任せて何かを思い切り蹴飛ばすシーンがあった。ボロボロになりながらも自己最多となる123球を投げたとはいえ、中9日を考えれば不甲斐ない投球は自業自得。出力を落として故障を防ぐのはいいとして、それで結果が伴わなければ意味がない。ましてモノに当たるなど言語道断だ。

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