萩本欽一(8)床に頭をつけて借金取りに謝る母親の姿を見てぼろぼろと涙がこぼれた
萩本「なんとなくね」
増田「人がどういう気分になるか、何と言えば傷つけずにより伸ばしてあげられるかっていう」
萩本「そうね。この世界で『教える』はない。やっぱり『修行』と『教える』は違うんです。勉強っていうのは教えるんですよ。それを覚えるってのが勉強で。修行って何かっていうと気付きですから。教えることはできない。気付き。言葉でなんかこうしろとかあーしろとかって言わないんですよね。遠回しに言った言葉で気付けっていうのが教え」
増田「家が貧乏になったのは中3ぐらいなんですか」
萩本「いや、引っ越した小学校4年の時から、グイグイ、グイグイ生活が悪くなってきた」
増田「大変でしたね」
萩本「稲荷町の家は親父の仕事場だったんだよね。で、兄ちゃんが親父に任された店が一軒あったの。そこをやってたわけ」
増田「何の店ですか?」


















