麻田奈美 伝説のりんごヌード写真騒動

公開日: 更新日:

 撮影したカメラマンの青柳陽一は後日、週刊誌で「初対面の人とは口もきけない、おとなしい子でしたが、僕が“撮りたいのは裸ですよ”と言ったら、母親に促されて上着もパンツもパッと脱いだ」「路上撮影では通行人が来てもお構いなしで脱いだ」「自然体の表情が変わらず、服を着ていても着ていなくても同じ顔」と、当時のエピソードとともに麻田の凄さを語っている。

 その後、麻田はオートバイのCM出演や半月にわたるブラジルでの撮影旅行など活動を続けたが、デビュー半年で「もう脱ぎません」とヌード拒否を宣言。「ブラジルで食べ過ぎて太り過ぎちゃった」と言うが、実際のサイズはむしろスリムになっており、本当の理由は謎。映画への出演依頼もすべて拒否。11月に歌手デビューしたが、リリースは「おそい夏」1曲のみで、「お金も欲しくないし、有名にもなりたくないの」とわずか1年で芸能活動を休止した。

 もっとも、76年に「ボンヤリしていてふと気が付いたら貯金が底をついていたの。だから仕事を始めることにしたのよ」と、本名の「堀江麻耶子」でモデルの仕事を再開した。77年にはデビュー以来の集大成となる写真集「麻田奈美・青春の記録」も発売した。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 2

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    安倍元首相銃撃裁判 審理前から山上徹也被告の判決日が決まっている理由

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  1. 6

    マツコ・デラックスがSMAP木村拓哉と顔を合わせた千葉県立犢橋高校とは? かつて牧場だった場所に…

  2. 7

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」