肝臓疾患を苦に飛び降り自殺した元ガロ 日高富明

公開日: 更新日:

 マークこと堀内護、トミーこと日高富明、ボーカルこと大野真澄の3人組で72年リリースの「学生街の喫茶店」大ヒットで知られるフォークグループ「ガロ」。73年の紅白出場など人気となったが、メンバー間の音楽性の違いから76年に解散した。

 その後それぞれ別の道にメンバーは進んだ。堀内は一時、音楽業界を離れてオートテニス場を経営、大野はソロ活動の他、プロデュースやディレクター業も始めるなど、活動の幅を広げていった。

 一方、日高はというと目指したのは本格的なロック。ガロ時代の楽曲が嫌いだったというのが理由だが、結局、その方向性が定まらず、一方でファンやレコード会社が期待したのはガロの延長線上にあるフォーク調の曲というチグハグな状況に置かれた。そして他の2人とは対照的に、長髪にジーンズの70年代スタイルのまま活動を続け、コンサートには客が1人しか入らないこともあったという。

 回ってくる仕事は譜面の読めないアイドルが歌を覚える際に聴く、見本テープの吹き込みが主だったという証言も。ガロ時代は酒をほとんど飲まなかったが、解散後は酒量がどんどん増え、体中に斑点が出るほど肝臓を壊した。ついには食事も満足にできない状態に。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  2. 7

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  3. 8

    永野芽郁「二股不倫報道」の波紋…ベッキー&唐田えりかと同じ道をたどってしまうのか?

  4. 9

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 10

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状