【2025年人気記事】国分太一活動休止で消えた「TOKIO再集結」の光…木村拓哉に見せていた別の顔

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コクハク

国分太一、無期限の芸能活動休止を発表

2025年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記事を再掲載します。こちらの記事初公開日は同年6月25日。年齢や固有名詞等は公開時のままとなります。
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 6月20日、複数のコンプライアンス違反があったとして、TOKIOの国分太一(50)が無期限の芸能活動休止を表明した。出演していた「ザ! 鉄腕! DASH!!」(日本テレビ系)をはじめ、テレビ・ラジオの番組、CMの降板が続々と発表されている。

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 TOKIOは2018年に山口達也(53)が不祥事で、2021年には長瀬智也(46)が裏方になるとして脱退し、旧事務所を退所。その後は、城島茂(54)、松岡昌宏(48)、国分の3人で株式会社TOKIOを設立し、旧事務所の流れをくむSTARTO ENTERTAINMENT(以下、SE社)とエージェント契約を結び活動してきた。

TOKIO5人の“再集結”が期待されていたが…

 山口の脱退以降、音楽活動が止まり、5人での姿も見られなくなったTOKIOだが、最近まで、再集結の可能性が取り沙汰されていた。2023年に山口は「株式会社山口達也」を立ち上げ、講演会などの活動を行ってきた。

 長瀬も芸能界からは引退しているが、Instagramでの発信がたびたび話題になり、KODE TALKERSでバンド活動も再開している。

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 そこに、所属タレントが脱退・退所したメンバーとも自由に交流できるSE社の方針も相まって、“再結成”まではいかなくとも、5人の“再集結”が見られる日が来るのではないかとファンの間で期待が高まっていたのだ。

 国分のコンプライアンス違反の詳細は伏せられているため、活動休止がどれくらいの期間になるのか、あるいは脱退・退所や引退まであるのか不明だ。だが、再集結への機運はほぼ消滅してしまった。

 似たような状況にあるのが、事務所の先輩だったSMAPだ。今年1月、中居正広(52)が不祥事で引退を表明した。その直前までは、2016年の解散以降、最も再集結への期待が高まっていた。

中居正広引退で、同様の状態にあるSMAP

 旧事務所を退所し、新しい地図として活動していた稲垣吾郎(51)、草彅剛(50)、香取慎吾(48)が地上波で次々活躍の場を広げていた。SE社に残っている木村拓哉(52)とも、草彅が楽屋でフランクに言葉を交わしていたと報じられている。

 また稲垣も中居、木村に会いたいとバラエティ番組で発言。中居と香取は「まつもtoなかい」(フジテレビ系)で6年ぶりの共演を果たしてもいた。

 さらに、SMAPの先輩である男闘呼組が、メンバー全員が旧事務所から独立していたにも関わらず、29年ぶりに期間限定で再結成し、ライブを開催した。こうした流れから、SMAPも再集結が期待されていたが、中居の引退で事実上、消滅してしまった。

 国分といえば、まだSMAPがデビューする前、暫定的ではあるが、SMAPのメンバーとして活動していた。TOKIOとして大人気となった後も、“SMAPのメンバーになりたかった”といった主旨を冗談めかしてバラエティ番組で話していた。

 中居、国分それぞれ別グループでデビューし、司会業、MC担当として確固たる地位を築いてきた。表向きのクリーンなイメージだけでなく、後輩や関係各所ほうぼうからも、“良い人エピソード”が明かされてきた2人でもあった。

 ただ、2人とも強い事務所に守られ50歳前後となり、大物扱いされていく中で、国分の公式謝罪文にもあるように、「考えの甘さや慢心」が生まれてしまっていたのかもしれない。

木村拓哉への“弟ッ気”に驚かされた

 国分の無期限活動休止発表の直前、6月7日と14日には、国分が木村のYouTubeチャンネルに出演した動画が公開されていた。現在は削除されてしまったが、2人でうどんチェーンで舌鼓を打ちつつ、近しい先輩・後輩ならではの親密な会話をしていた。

 そこで国分が木村に見せていたのは、近年の司会者、MCである国分とは全く別の顔だった。直属の兄貴分である木村に心から気を許し、力が抜けた“弟ッ気”がある国分の柔らかい表情だ。もう何年も、国分のこんな姿は見ていなかったなと驚かされた。

 逆を言えば、司会者、MCとして場を回してきた近年の国分は、笑顔を保ちつつも番組を成立させるために、常にスイッチを“オン”にしていたのだと思わされた。中居共々、その高い地位で役割を果たす一方で、常人では考えられないプレッシャーやストレスを抱えていたのだろう。もちろん、だからといって彼らが起こしたことが許されるわけではない。

 国分については、問題の詳細が伏せられているため、どれだけの期間、活動を休止しても、ファンや視聴者が「これだけ社会的制裁を受けたのだから、もう許せるよ」と判断することが難しい状況にある。無期限活動休止後の国分は、どんな決断を下すのだろうか。

(こじらぶ/ライター)

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