刑事ドラマの犯人気取り 襲撃事件取り調べで「黙秘権！」

本人（左）とラッシャー板前（提供写真）

■「カツ丼出してくださいよ！」

　例えば、こんな具合だった。

「え～、これから一人一人の取り調べに入らせていただきます。え～と芸名は柳ユーレイさんですね、まず形式的なことですが、本名と生年月日と……」「黙秘権を行使します！」「いや、取り調べといっても、これは確認のような……」「黙秘権で！」と刑事ドラマの犯人さながらに柳が口を閉ざせば、そのすぐ隣の取調室では大森うたえもんが「弁護士を呼んでください！　弁護士が来るまで一言もしゃべりませんから！！」とこれまた、刑事ドラマではお決まりのパターンを繰り出していたのだ。

　ちなみに、そのまんま東くんは「カツ丼出してくださいよ！　ホラ、刑事ドラマの取り調べにカツ丼は欠かせないでしょう」（昔はカツ丼を出してくれた刑事の人情に白状するというパターンがあった）と哀願したところ、二つ返事で「いいよ！　カツ丼ね、並でいいかなあ？　え～と６００いくらだったかなあ？　お釣りない方がいいんだよな……小銭ある？」「えー！？おごりじゃないんですかあ？」「当たり前じゃない、自腹ってルールだから！」「ガーン！！　取り調べのカツ丼をどげんかせんといかん！！」と声を荒らげたのだった。（つづく）