著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

33年前の「フライデー襲撃事件」で報じられなかったこと

公開日: 更新日:

 写真週刊誌「フライデー」が報じた「闇営業」から、あの吉本興業がテンヤワンヤの大騒動。それは日本中の注目を浴びることになったが、フライデーが関わる大事件の元祖は今を遡ること33年前、1986年12月9日未明にビートたけしとたけし軍団11人が発行元の講談社に殴り込んだ「フライデー襲撃事件」に他ならないのだ。

 事件の概要はすでに多くの記録として詳細に残されているので、改めてここに記することはあえて避けるが、たけし軍団の一員であり、襲撃犯のひとりとしてあの歴史的(?)事件を振り返ってみようと思う。

 当時のマスコミ報道は「暴行傷害」「傘」「消火器」「現行犯逮捕」などの物騒な言葉が飛び交ったが、事実は小説より奇なりで、編集部での乱闘の部分を除けば、その前後はなんとものんびりとしたものであったというのが真実なのだ。

■警備員は「ご苦労さま」と丁寧に頭を下げた

 例えば、これなども報じられていないと思うが、深夜3時ごろ、たけしさんの麹町のマンションに集合し、3台のタクシーに分乗し、音羽の講談社に着いた12人……。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  3. 3

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  4. 4

    浜田省吾の父親が「生き地獄」の広島に向ったA.A.B.から80年

  5. 5

    山尾志桜里氏は出馬会見翌日に公認取り消し…今井絵理子、生稲晃子…“芸能界出身”女性政治家の醜聞と凄まじい嫌われぶり

  1. 6

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  2. 7

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  4. 9

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 10

    フジ親会社・金光修前社長の呆れた二枚舌…会長職辞退も「有酬アドバイザー」就任の不可解