著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

大塚署での取り調べは「太陽にほえろ!」談義で盛り上がる

公開日: 更新日:

 たけしさんとたけし軍団12人による「フライデー襲撃事件」の取り調べが大塚署内で始まった。

 最初に一人一人、身長の横線が刻まれた壁の前に直立させられ、人相写真を撮られたのだが、何しろ我々たけし軍団12人(たけしさんはすでに別の部屋にいたと思われる)にとって、逮捕、取り調べなど、人生初体験ですべてが新鮮であったから、「えーっ! ホントに写真を撮るんですねぇ? なんか刑事ドラマみたいすね!? オレ、写真の下に『WANTED』とか入れてもらっちゃおうかな!」と妙にウキウキしている輩がいた……。

 かと思えば、「じゃ、撮りますよ、ハイ」、カシャ!! とシャッター音と同時に変な顔をしたオレに対し、何事もなかったような冷静な声で、「ハイ、それはダメですよ、ちなみに、それはそのまんま東さんもやってましたから!」と指摘され、「しまった! ネタがかぶった(ネタじゃねーだろ!!)」と落ち込むオレであった。

 全員の人相写真が撮り終わると、刑事部屋に一同が集められ、「それではみなさん、この後、一人一人個室でお話を……まあ、みなさん、ご存じの取り調べをやらせていただくことになります」と説明を受けたのだが、誰も彼も「ふ~ん、ここが刑事ドラマに登場する刑事部屋かあ……本物はちょっと地味だけど何か興奮するなあ、ワクワク……」という具合だから、そこに神妙さの「シ」の字もなかったのだった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃