芥川賞作家・宇能鴻一郎さん死去…元気の秘訣について〈「女、酒、歌」ですね〉とズバリ

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 22年4月22日付の日刊ゲンダイ「注目の人直撃インタビュー」では、元気が足りない世の中について〈皆、もっと正直になればいいと思います〉〈ズバッとセックスや飢え、暴力に目を向けたらいいと思いますね〉と言い、自らの元気の秘訣については〈「女、酒、歌」ですね〉とズバリ。

 そして「戦争に正義などない」とこう訴えた。

「(ベトナム戦争のころ)大江健三郎さんから、反米団体の「ベトナムに平和を!市民連合」への参加要請を受けましたが、断りました。共産党嫌いということもあるかもしれませんが、とにかく私は『正義感』というものを信用していないのです」

 ――戦争になればどちらも正義を主張しますが、どちらにも正義などない?

「ないでしょうね。そこにあるものとして信用できるのは、飢えとセックスですね。あとは、ある意味、暴力も人間の業といえるでしょう」

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