“芸能界の荒波”とは無縁のタモリは「職業:タモリ」と言える存在だ
お盆の季節の週刊誌は合併号となり、「あの人は今」という企画があった。「最近、テレビで見なくなった」タレントの現在を追う記事だが、やっかいな取材だった。最終的に所属事務所に聞くと、「どういう意図の話ですか」と聞いてくる。「あの人は──」と言えば、「テレビだけが仕事じゃない。忙しくしている」と怒鳴られたことも度々。「新たな仕事をしている」と快く応じてくれる場合もあったが、読者にとっては関心の高い企画だった。
しかし、昭和の名物企画もすでに絶滅。テレビに出ることだけが仕事ではない時代に変わった。俳優はネットフリックスなど配信の世界が確立されている。だが、タレントはそうはいかない。テレビに出ていなければ忘れられてしまう。今も主戦場はテレビである。
不祥事ですべての番組を失った中居正広や国分太一も配信に進出する術もなく、復活の時を待っているが、時が経つほど復帰へのハードルは上がる。
生存競争の激しいテレビ界でタレントは生き残りをかけシノギを削る。
バラエティー、情報番組など活躍の場は広いが、芸人からアイドルまで参戦してくる世界。まさに荒波を泳がなければならない。


















