日大長崎・平山監督「ハハハ。私はデカい選手が好きなんです」 私学を率いる重圧、選手集めまで語る

公開日: 更新日:

平山清一郎(長崎日大/長崎/47歳)

 7日の初戦で立正大淞南(島根)を15-1で圧倒した長崎日大。あす13日の2回戦は有明(熊本)と対戦する。16年ぶり10回目の夏を率いるのは、母校で25年にわたって教壇に立つ平山監督。地歴公民科の教諭でありながら、強豪私学の看板を背負う重圧や選手集めの苦労を聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 ──初戦は立正大淞南を下し、夏の甲子園では16年ぶりの勝利でした。

「私は監督8年目で、コロナで夏の大会がなかった年を除けば7回目の挑戦でした。センバツには3回出ましたが、夏は県大会の決勝に残ることすらできなかった。準決勝や準々決勝で負けて、かなりもがき苦しみました。今回、改めて『高校野球は夏なんだ、甲子園なんだ』と思いました」

 ──かつては沖縄尚学から全国制覇した金城孝夫氏を招聘するなど、学校は野球に力を入れている印象です。結果を求められる重圧もあったのでは。

「学校から何かプレッシャーをかけられることはありません。しかし、私は私学の野球部監督です。結果が出なければ、いつか降ろされる。その覚悟はしています。肝心の夏に苦戦していたので、『いつまで猶予があるのか』という思いは、もちろんありました。監督を外れ、『部長として支えてくれ』と言われれば当然支えますし、『野球部から外れろ』と言われれば、それも受け入れる。ここは私の母校ですから、立場が変わっても任された役割をやるだけです」

 ──いっそのこと野球に専念する「職業監督」になりたいと思うことは。

「職業監督になれば、野球で結果が出なければ本当にクビですよね。それはすごい(シビアな)ことだと思います。ただ、私が野球の指導をしたくて教員を目指していた時、恩師から『うちの学校は、ちゃんと授業ができるようにならないと正規採用されないからな』と言われていました。日大を卒業してすぐ拾ってもらい、今年で25年目。授業をして野球を指導するところまでが一つの仕事です。忙しいですが、苦ではありません。野球も授業もどちらもアップデートしながらやっています」

 ──野球部には授業時間などで優遇は。

「まったくありません。選手たちの一日の流れを聞いたら、びっくりすると思います。スポーツクラスがないので、7時限目までしっかり勉強して、他の生徒と同じテストを受けています。ホームルームが終わるのは午後4時10分で、練習は4時半から7時まで。基本は2時間半です」

 ──ひょっとしたら、創成館や海星、公立の波佐見など県内ライバル校より不利な条件かもしれない。

「他校をうらやましく思うことはありませんが、もう少し練習したいと思うことはあります。ですが、この環境の中でどうやるかを選手にも求めていますから、私が文句を言うわけにはいかない。我々は、我々のルールの中で精いっぱいやるだけです」

 ──選手集めは。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    スマスロ『からくりサーカス2』にユーザーから厳しい評価 射幸性高い人気シリーズが直面する「2作目のジンクス」

  2. 2

    矢沢永吉が秋ツアーで"また"歴史を変える!「長者番付1位」と驚きの成り上がり秘話

  3. 3

    巨人ドラ1候補に花巻東・古城大翔が急浮上! 父はG戦士「振り向けば古城」、岡本和真の後釜育成急務

  4. 4

    安青錦3度目Vはアッパレだが、私の大の里への評価は甘かった。両横綱よ「13勝の壁」を破ってみせよ

  5. 5

    パチスロ愛好家の漫画家ユキヲ氏に聞いた 自作『邪神ちゃんドロップキック』パチスロ化への思い

  1. 6

    中京大中京から享栄へ、大藤監督が明かす“異例の転身”の真相

  2. 7

    東証で新たな動き…1月~7月までに上場廃止を選択する企業が過去最多のナゼ

  3. 8

    「墓じまい」に悩むシニア 費用や遺骨の始末より問題になる「家族の愛憎問題」

  4. 9

    長崎でも高市首相はスカスカ挨拶…戦争責任「反省なんかしておりません」95年の発言がSNSで猛拡散

  5. 10

    ヤクルト「早すぎた続投宣言」の代償…池山監督の来季続投決定後に泥沼、投手陣も崩壊