(1)だるさが抜けない…「熱中症後遺症」のリスク
「熱中症後遺症は、軽度の熱中症でも生じる可能性があります」(東丸医師)
軽度の熱中症の後遺症は、倦怠感や疲れやすさ、頭痛などの症状が中心だ。心臓は軽症であっても後遺症として不整脈、めまい、息切れ、失神、徐脈などの心血管系の異常が現れることがある。さらに、汗が急に大量に出たり、逆に汗が出にくくなったり、疲労感が長引くといった症状もある。
軽症の後遺症は、ほかの疾患と区別がつきにくいが、猛暑日に長時間外で過ごし、その日の夜から症状が出て長引いている場合は、熱中症後遺症の可能性を疑ったほうがいいかもしれない。特に中高年では、以下のような背景があると後遺症が長引きやすい。
●生活習慣病(高血圧・糖尿病など)
●心臓病などの持病
●栄養状態の不良
●エアコン使用の困難
●整形外科疾患による活動制限
これらの条件は臓器の回復力を低下させるため、秋になっても症状が続くことがある。
熱中症後遺症は早期発見が重要である。以下の症状が秋になっても続く場合には、循環器内科などの受診を検討するとよい。


















