婚活もデートもオンラインが定着 対面とは異なるメリット
緊急事態宣言が解除されたとはいえ、まだまだ警戒は必要だ。人と会うこともままならない新型コロナウイルス感染症の影響下で、世間の婚活事情はどうなっているのだろうか。
「仕事や日常の生活と同じように婚活にも変化が生まれています」と話すのは、婚活・妊活の情報を発信するメディア「LoveTech Media」の長岡武司編集長だ。
「外での本格的なデートが難しいため、コロナ禍がある程度落ち着くまではお休みするか、メッセージのやりとりのみに留める緩やかな婚活をしている方が多い印象です。しかし一方では、“ステイホーム”を実践しながら積極的にマッチングやお見合いをする方が増えています。そして、気が合ったところで“オンラインデート”を楽しんでいるのです」
オンラインデートとはビデオ通話などで交流を深めるインターネット上でのデートのこと。会議や授業と同じようにデートもオンラインで、というのがいま注目されているのだ。
「Dine(ダイン)をはじめ、Pairs(ペアーズ)やOmiai(オミアイ)など恋活・婚活のマッチングアプリ各社もコロナ禍の対策としてオンラインデートを推奨し、次々とアプリ内に電話・ビデオ通話機能を実装しています。なかには、複数の相手と5分ずつビデオ通話ができる5minutes(ファイブミニッツ)といった、オンライン街コンなるアプリも登場している。これらはLINEやFacebookのようにIDなどを交換しなくても利用できます。より気軽にできるように環境は整えられつつあるのです」(長岡氏)