著者のコラム一覧
冨田宏治関西学院大学法学部教授

1959年、名古屋市生まれ。名古屋大法学部卒。名古屋大法学部助手、関西学院大法学部専任講師、助教授を経て99年から現職。専門は日本政治思想史。原水爆禁止世界大会起草委員長も務める。「核兵器禁止条約の意義と課題」など著書多数。「維新政治の本質」を22年3月に上梓。共著に「今よみがえる丸山眞男」「自公の罪 維新の毒」など。

(6)維新支持層を浮かび上がらせた「長谷川豊発言」貧富の格差を分断へと転化

公開日: 更新日:
被差別部落発言で維新も結局パージ(右から公認候補の長谷川豊氏と松井一郎代表=2017年衆院選当時)/(C)日刊ゲンダイ

 コロナ禍のもと大阪の街に深刻な医療崩壊をもたらし、失われなくてもよい多くの命を奪った維新をいったい誰が支持しているのだろう。昨年10月の総選挙では大阪府下で実に171万5862人もの人々が維新に投票しているのだ。ちまたでは相も変わらず「貧困と格差に喘ぎ、現状打破を求める若年貧困… 

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