著者のコラム一覧
若月澪子ルポライター

1975年生まれ。ジャーナスリト。大学卒業後、NHK高知放送局・NHK首都圏放送センターで有期雇用のキャスター、ディレクターとしてローカル放送の番組制作に携わる。結婚退職後に自殺予防団体の電話相談ボランティアを経験。育児のかたわらウェブライターとして借金苦や終活に関する取材・執筆を行う。生涯非正規労働者。ギグワーカーとしていろんな仕事を体験中。

生成AIに乗り遅れるな!「AIコミュニティー」に50万円を一括払いする太っ腹シニアの焦り

公開日: 更新日:

【第5回・前編】自称「AIコンサル」だが収入0円のEさんの場合

「人生100年時代のロールモデルがいない」――退職後のサラリーマンが迷走している。キャリア、居場所はリセットされ、年金不安時代は資産形成も「自己責任」。「人手不足」の号令の下、今日もシニアは働き続ける。『副業おじさん』『過労シニア』のルポライター・若月澪子が、奮闘し続ける令和シニアの素顔を追う。

  ◇  ◇  ◇

「生成AIに乗り遅れるな!」

 AI推進の号令がやかましい。「AIに淘汰されないように」「AIを使いこなす人間にならなければ」と職場でも学校でもプライベートでも、生成AIをどう取り入れ、どう活かすかの試行錯誤が広がっている。

「冷蔵庫にある材料で作れる夕食メニューを提案して」「このメールの文面を作って」

  こうした質問に恐るべき速さで回答を紡ぎ出す「彼」「彼女」。チャッピー(CatGPT)を親友にし、Geminiをライバル視し、彼らに怯え、頼り、ついには深みにハマりながら日常が回り始めている。

  AIに関心を寄せるのは、現役世代だけではない。シニア世代までもが「乗り遅れてはならない」と、暴走する列車に飛び乗ろうとしている。

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