著者のコラム一覧
若月澪子ルポライター

1975年生まれ。ジャーナスリト。大学卒業後、NHK高知放送局・NHK首都圏放送センターで有期雇用のキャスター、ディレクターとしてローカル放送の番組制作に携わる。結婚退職後に自殺予防団体の電話相談ボランティアを経験。育児のかたわらウェブライターとして借金苦や終活に関する取材・執筆を行う。生涯非正規労働者。ギグワーカーとしていろんな仕事を体験中。

男性シニアの再就職は元公務員でもこんなに難しい 中高年がハマりやすい「リスキリング」の落とし穴

公開日: 更新日:

【第4回・前編】 シニア採用で「全敗」した元県庁職員Dさんの場合

「人生100年時代のロールモデルがいない」――退職後のサラリーマンが迷走している。キャリア、居場所はリセットされ、年金不安時代は資産形成も「自己責任」。「人手不足」の号令の下、今日もシニアは働き続ける。『副業おじさん』『過労シニア』のルポライター・若月澪子が、奮闘し続ける令和シニアの素顔を追う。

  ◇  ◇  ◇

「私が採用されないのは、男だからですか? 高齢だからですか? それとも元公務員だからですか?」

 西日本在住のDさん(66歳男性)は切実な声で、電話の相手にぶちまけた。電話口の向こうにいるのは、とある小学校の副校長を勤める女性だ。

 Dさんは元県庁職員。大学を卒業してからさまざまな課を担当し、課長クラスまで上がり、雇用延長を経て65歳で退職した。退職金はおよそ2000万円、すでにその倍の貯蓄もある。高齢の両親や妻と同居しているが、住宅ローンは終わっている。

 65歳からは年金の受給も開始した。エリート公務員として勤め上げたのだから、悠々自適な老後を送る道もある。しかしDさんは働き続けるつもりだった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    木村拓哉の千葉支援に重なる“解散から10年”SMAPの絆 義援金2000万円を届けた行動力

  2. 2

    (6)甲斐拓也が松井巨人に“切られた”本当の理由…成績低迷に加え「福岡帰省連発」でもヒンシュク買っていた

  3. 3

    申ジエを見ていて苛立った…国内ツアーは「スロープレー」の撲滅をそろそろ啓蒙するべきだ

  4. 4

    (1)松井秀喜監督で“淘汰される選手” 「確率が高いものを大切に。守備走塁は100%」の真意

  5. 5

    テニス部キャプテンを務めた“スポーツマン”日村勇紀と“お嬢様”神田愛花が歩んだキャリア

  1. 6

    (5)松井監督が自覚する「優柔不断」…高橋由伸ヘッドコーチも“同類”という懸念

  2. 7

    「VIVANTに出てるんだから口閉じろ」…キムラ緑子の高市首相批判に噛みつくSNSの異常と低レベル

  3. 8

    中日一軍打撃コーチ就任の所信表明 キャンプで真っ先に「変えたいこと」がある

  4. 9

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  5. 10

    米球界挑戦の横浜・織田翔希は間違いなく巨人入りに翻意する 松井監督誕生で見えた“説得の筋書き”

おすすめ求人情報

歯科衛生士/高収入を得たい方におすすめ
いわたや歯科クリニック 東京都 江東区 アルバイト・パート
時給2,000円
高収入 10月末まで
株式会社アスクゲートトラスト 函館店 北海道 北斗市 派遣社員
時給1,300円
Sponsored by 求人ボックス