大阪市40代男性が「結核」で死亡…ナゼだ? 咳や痰が出ても1年も診断されず
かつては「不治の病」と恐れられていた結核。大阪市が17日、40代の男性が結核で死亡し、勤務先関係者ら14人が集団感染したと発表した。
男性は一昨年10月ごろから咳やたんなどの症状が続き、1年後の昨年10月に医療機関で結核と診断されたが、その後死亡。このニュースに触れ、SNSでは〈1年間も咳が続いていたのに受診しなかった?〉〈もし病院に行っていたなら、なぜ結核を見抜けなかったのか〉などの驚きや疑問の声が散見された。
「咳やたんの症状が出てから1年も診断されないのは珍しいことではありません」と話すのは、浜松医療センター感染症管理特別顧問で医師の矢野邦夫氏だ。
矢野氏によると、一般的な細菌性肺炎やウイルス性肺炎は急速に悪化する。そのため、1年以上見過ごされることはないが、結核は数カ月から年単位でゆっくり進行することがあるという。
「結核菌に感染してもすぐに発症することはありません。数カ月以上経過して、やっと症状を呈してきます。年単位ということも十分にあります。そのため、症状が軽ければ、本人は受診しないかもしれません。また、胸部レントゲンを撮れば結核を疑う場合はあるものの、結核のレントゲン像は肺がんなどにも似ることがあり、専門家でも間違えることはあります」
















