ガソリン価格は今後どうなる? 安く買うコツは? ポイントカードを徹底比較
ガソリンは上がらず 電気自動車はこれから
ひとまず安心のようだが、ガソリン価格は高止まったまま。今後、下がらない可能性もあるし、地球温暖化対策で脱炭素の動きは、もう主流。21年、政府(菅政権)は施政方針演説で、35年までに販売される自動車は、すべて電気自動車にすると発表。今後は電気自動車という選択肢が浮上するが、どうか。
「世の中的にガソリン車を減らさない動きは、もはやあり得ません。ここ20年でガソリンスタンドも半減していますが、電気自動車の最大の問題はインフラです。ガソリンを供給しているように、充電できるようにならないと普及が難しい。ただ電気自動車の生産は進むし、街乗りなら問題ない。私の顧問先のガソリンスタンドでも、新しいスタンドを造るときには充電設備を整備してきています。そのあたりを見極めたほうがいいです」(石原尚幸氏)
実際、電気自動車の普及率は低い。乗用車の保有台数は22年で約6186万台だが、そのうちハイブリッド車は1080万台。電気自動車は約14万台にとどまっており、増加台数は例年1万台程度。水素自動車(燃料電池車)向けのスタンドも首都圏に数十カ所。伸び率を考えれば、まだ10年以上はガソリン車を中心に利用することになりそうだ。