テレビ離れ加速で番組制作会社の倒産が過去最悪ペース…AIが最大のライバルに

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 テレビ番組制作会社の倒産増の背景を元電通広報部門の室長で、江戸川大学メディアコミュニケーション学部の濱田逸郎元教授が説明する。

「テレビ局は広告収入の減少で制作費がタイトになり制作会社に予算を回す余裕がなくなっています。一方、YouTubeをはじめインターネット上の映像コンテンツは、低コストで良質のコンテンツを作っている。地上波テレビとの異なる魅力に視聴者は地上波からネットテレビにシフトしてきているんです」

 さらに今後のテレビ業界の厳しい状況をこう指摘する。

「昨年から今年にかけチャットGPTを使い、素材を入力すればAIが自動で番組を制作することが可能になってきました。つまり制作会社の最大のライバルがAIになってきているということです」

 NHK放送文化研究所が6月に発表した「国民生活時間調査」によるテレビの視聴は全年齢層で低下。16歳から19歳でテレビを見る人は27%(前回20年調査は47%)、20代でも33%(同51%)と大幅に低下し、テレビ離れが急速に進んでいることが明らかになっている。

 いまやテレビをインターネットにつなぎ、テレビ番組以外のYouTubeなどインターネット動画をテレビ画面で見る視聴者は若者から年配者の間にも広がってきている。すでにテレビ画面を地上波が独占する時代は終わりつつあるのか。

(木野活明/ジャーナリスト)

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