AIでサイバー攻撃が進化するほど「サイバー株」は儲かる? セキュリティー企業の利益29%増でも株価が下がるワケ
企業への不正アクセスのニュースが相次いでいる。9月下旬以降、物流、交通、小売、カーシェアリングなど、さまざまな業種の企業が個人情報流出の可能性を公表した。10月9日には、旅行サイト「スカイチケット」で1400万件超、ブックオフで最大643万件の情報流出のおそれが発表された。なお、件数は各社の公表・報道時点のもので、流出が確定した件数とは限らない。
ソフトバンクの子会社もランサムウエア攻撃を受け、495の企業や自治体などに影響が出ている。もっとも、こうした国内の攻撃にAIが使われたかどうかは明らかになっていない。
こうなると、投資家の頭に浮かぶのは「守る側の会社は儲かるのでは」という発想だ。AIの次の“恩恵銘柄”はサイバー株ーー。その見立ては正しいのか。
第一ライフ資産運用経済研究所の柏村祐主席研究員が10月6日に公表したレポート「AIがサイバー攻撃を自動化する時代、サイバー株は上がるのか」が、データでこの問いに向き合っている。ポイントを紹介したい。
■AIが人間の指示なくアクセス制限を回避した
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