著者のコラム一覧
朝賀昭

1943年、東京都港区生まれ。中央大学法学部を卒業し、田中角栄の秘書となる。現在は政経調査会の代表を務める。

<第9回>「おい、ハマちゃん、石がズレてるよ」

公開日: 更新日:

将棋の形勢は扇子の動きで分かった

田中角栄(左)と浜田幸一/(C)日刊ゲンダイ

 パタパタ、パタパタ。オヤジさんの持つ扇子の動きが速まる。

 これは将棋の形勢が不利になった時のしぐさ。逆に優勢だと、扇子のあおぎ方もゆっくりとなり、時に鼻歌が交じる。オヤジさんは大変な暑がりで、夏も冬もなく、片時もこの扇子を離さなかった。

 昭和41年に田中彰治事件… 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り1,211文字/全文1,352文字)

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が