著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

皇太子がイギリスから最大級の歓迎を受けた「2つの理由」

公開日: 更新日:
昭和天皇が渡欧の際、英国王のジョージ5世(右)と(大正10年 皇太子時代)/(C)共同通信社

 皇太子に随行する供奉団は、珍田捨巳を中心に皇太子教育のカリキュラムを作った。そのカリキュラムに沿って、皇太子を国際社会に初めて顔を出すのに恥ずかしくない青年君主に育てた。原は、イギリスの君主制を学んで欲しいと供奉団に注文をつけていたのである。

 皇太子の一行は軍艦「香取」… 

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