保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

新人の永井柳太郎が「西にレーニン、東に原首相」と批判

公開日: 更新日:
東京・霞が関の仮議事堂、衆議院。現在の国会議事堂が建設されるまで、3つの仮議事堂が建設されており、この写真の建物は外観から二代目の仮議事堂と思われる(1891年~1925年、=イマジンネット画廊所蔵/共同通信イメージズ)

 大正8(1919)年12月26日に第42議会は開かれた。この議会では大正天皇の病状が悪化しているとの理由で、開院式には天皇の出席はなかった。そのため勅語は原敬が代読している。原は開院式の後で山県と会い、大正天皇の病が進んでいる旨を具体的に聞かされている。2人の間に、健康が優れな…

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