保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

政府は戦争の非人道的側面で敗戦を受け入れようとした

公開日: 更新日:
国が戦費調達のため売り出した「勝札」の販売風景。しかしその抽選前に敗戦となったため「負け札」とも呼ばれた(東京・日本橋の高島屋=1945年7月撮影)/(C)共同通信社

 まず第1稿では次のようになっていた。少々長くなるのだが、重要な部分なので、以下にそのまま引用しておきたい。

「朕ハ戦局益々不利ニシテ敵国ノ人道ヲ無視セル爆撃ノ日ニ月ニ苛烈ヲ極メ朕カ赤子ノ犠牲益々多ク人倫ノ大変所在並起ルヲ見ルニ忍ヒス特ニ戦火ノ及フ所人類共存ノ本義ヲ否定スル…

この記事は会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに会員登録すると続きをお読みいただけます。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    芦田愛菜、谷花音、鈴木福、本田望結…高学歴が話題の元子役たち“評価真っ二つ”のナゼ

    芦田愛菜、谷花音、鈴木福、本田望結…高学歴が話題の元子役たち“評価真っ二つ”のナゼ

  2. 2
    吉田正尚もっかWBC打点王「13打点」は大会新! マイアミで「5年120億円」の価値証明

    吉田正尚もっかWBC打点王「13打点」は大会新! マイアミで「5年120億円」の価値証明

  3. 3
    小倉一郎さん「がん」が肺、胸骨、脳の4カ所に…大病を機に、やりたい3つのことすぐ行動に

    小倉一郎さん「がん」が肺、胸骨、脳の4カ所に…大病を機に、やりたい3つのことすぐ行動に

  4. 4
    佐々木朗希はWBC準決勝で“虚弱”返上 160km超え連発で全米に衝撃、メキシコ指揮官も絶賛!

    佐々木朗希はWBC準決勝で“虚弱”返上 160km超え連発で全米に衝撃、メキシコ指揮官も絶賛!

  5. 5
    広瀬すず&永瀬廉の演技力のおかげ?「夕暮れに、手をつなぐ」は“爆死”ギリギリ回避

    広瀬すず&永瀬廉の演技力のおかげ?「夕暮れに、手をつなぐ」は“爆死”ギリギリ回避

  1. 6
    道端ジェシカ容疑者逮捕で「姉妹・兄弟売り」リスク露呈…トラブル歴なし長女カレンまた謝罪

    道端ジェシカ容疑者逮捕で「姉妹・兄弟売り」リスク露呈…トラブル歴なし長女カレンまた謝罪

  2. 7
    道端ジェシカ容疑者“泳がせ逮捕”はMDMA常習だからか…元麻取は「売人」の可能性も指摘

    道端ジェシカ容疑者“泳がせ逮捕”はMDMA常習だからか…元麻取は「売人」の可能性も指摘

  3. 8
    いまも生きている父・徹さんの教えとTJ手術後のスケールアップ

    いまも生きている父・徹さんの教えとTJ手術後のスケールアップ

  4. 9
    井上真央の次の大仕事は…「100万回言えば」はファンタジー設定でも視聴者の心ワシづかみ

    井上真央の次の大仕事は…「100万回言えば」はファンタジー設定でも視聴者の心ワシづかみ

  5. 10
    ビートたけしセミリタイアいよいよか…高田文夫が明かした「田舎暮らし」は終活の一環?

    ビートたけしセミリタイアいよいよか…高田文夫が明かした「田舎暮らし」は終活の一環?