“赤ベンツ不倫”広瀬めぐみ元参院議員は「秘書給与詐欺」認めるも…岩手県民を悩ますもう一つの頭痛のタネ

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 さらに言えば、同誌が秘書給与を巡る疑惑を報じた際には、自身のホームページで「公設第2秘書に勤務実態はあった」などと反論。地元・盛岡市で開かれた後援会パーティーで、勤務実態のない男性の妻を秘書として紹介するなど「偽装工作」までしていたわけで、誰が考えても「悪質性が高い」だ。

 検察側は懲役2年6月を求刑し、弁護側は執行猶予を求めて結審。判決期日は3月27日だ。2022年7月の参院選初当選時、「女性の柔らかな視点で政治を変える」と抱負を語りながら、「柔らかな視点」を自身に都合よく解釈して不倫に励み、揚げ句、秘書給与詐欺で起訴——という最悪の事態に至った広瀬被告。岩手県民は唖然茫然ではないか。

■岩手県民の憂鬱は終わらない?

 だが、有権者はまだ「一安心」とはいかないらしい。今夏の参院選岩手選挙区(改選数1)に向け、自民党の平野達男・元参院議員(70)が立候補を表明。平野氏といえば広瀬被告のほか、自民党和歌山県連が主催した「ハレンチ会合」に「党青年局長」の肩書きで出席したことが報じられ、昨年の衆院選で落選した藤原崇前議員(41・岩手3区)という2人の選対本部長を務めた人物だ。

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