「1位得票の価値が低すぎる」の声が噴出 トップの鹿取義隆が落選したMVP事件

巨人がセ・リーグ優勝決定、手を取り合って喜ぶ、左から原辰徳、正力亨オーナー、王貞治監督、山倉和博（1987年10月9日）（Ｃ）共同通信社

　記者投票は日米とほぼ同じシステムだが、順位の獲得点数は異なる。大リーグと同じように1位票と2位票の差を5点差とし、1位票を8ポイントと仮定した場合、鹿取は781点で山倉は766点。3点差の6ポイントでも鹿取635点に対し、山倉632点で鹿取のMVPとなる。

　当然のごとく、「1位得票の価値が低すぎる」という声が出たのだ。