公布から80年…そもそも「憲法って何?」を考えよう
11月3日の文化の日は、日本国憲法が公布された日です。ちなみに「憲法記念日」は5月3日で、こちらは憲法が実際に施行された日です。少しややこしいですが、公布からちょうど80年の節目でもあるので、「そもそも憲法って何なの?」という話をしてみます。
憲法というと「9条」や「改憲」といった大きな話を思い浮かべる方が多いかもしれません。でもざっくり言えば、憲法は「国が守るべき一番上のルール」なんです。ここが普通の法律との大きな違いです。刑法なら「人を殺してはいけない」、道路交通法なら「信号を守りなさい」と、主に国民にルールを課しています。
一方、憲法が縛っているのは主に国の側です。「勝手に国民を逮捕するな」「言いたいことを言える自由を守れ」「不合理に差別するな」と、権力にブレーキをかけているのです。実際、憲法99条は憲法を守る義務を負う人として大臣や国会議員、裁判官などの公務員を挙げていますが、そこに「国民」は入っていません。このように憲法で権力を縛る考え方を「立憲主義」と言います。
なぜ、そんなルールが必要なのでしょうか。答えは単純で、国はとても強いからです。警察も、税金を集める力も、法律を作る力も持っています。その力を何の制約もなく使われたら、普通の人は太刀打ちできません。そこで憲法がここから先はダメですよ、と線を引いているわけです。


















