秋深し 隣は何を飲む人ぞ…酒場本特集(3)出会ったばかりの2人組がはしご酒しながら謎解き!?
「ハイボールがあれば、この夜は明けない」浅瀬明著
酒飲みにとって、お酒は一年を通じてうまいものだが、秋はなおさらだ。ツマミが一段とそろう季節だから、毎晩、今夜のアテを何にするか頭を悩ますことになる。そこで、今週はうまそうなツマミがこれでもかと登場する酒場本をご紹介する。
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「ハイボールがあれば、この夜は明けない」浅瀬明著
テレビドラマ制作会社で働く仁科は、3カ月前に予約したレストランの前で恋人の華蘭を待っていた。しかし、現れた華蘭から1週間前、いつものように同僚と朝まで酒を飲んだことをとがめられ、酒をやめるよう迫られる。何よりも酒が好きな仁科はそれだけは譲れない。即答できない仁科に呆れ、華蘭は去ってしまう。そこに山﨑と名乗る男が声をかけてきた。一部始終を見ていたらしい山﨑は、予約困難店なのだから2人で食事をしようというのだ。いぶかる仁科だが、男が着ているTシャツに見覚えがあった。その日、仁科はそのTシャツを2回見ているのだ。男が声をかけてきた魂胆を見極めるため、探偵だと名乗る山﨑と食事をすることに。店ですっかり意気投合した2人は、近くの横丁ではしご酒を続けながら、横丁で連続する不可解な出来事に推理を働かせる。
行く先々でうまいツマミを食べながらのはしご酒と謎解きの爽快感に酔うエンターテインメント。(宝島社 840円)


















