「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」古谷彰子著 柴田重信監修

公開日: 更新日:

 いつも疲れている、食べないようにしているのにちっとも痩せない。こういう人は「いつ食べるか」の重要性を知らない人が多い。体内時計は1日24・5時間のリズムで刻まれていて、朝の光の刺激と食事の刺激で24時間にリセットしている。

 朝食抜きがいけないのは栄養が不足することではなく、リセットができないから。そのため、朝食抜きの人は疲れやすく、どこか体調不良になり、食べ物を制限しているのに上手にダイエットできなくなるのだ。この本は時間栄養学の基礎を紹介しつつ、理想の食事時間、運動時間、薬を飲む時間などを具体的に教えてくれる。さらに、1週間単位で食事量や運動量を調節するやり方も示している。シフトワーカーをはじめ、働く人にとって参考になるはずだ。(ディスカヴァー携書 1000円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁