著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米国人の3人に1人が自覚する金銭感覚障害「マネー・ディスモルフィア(お金異形症)」とは

公開日: 更新日:

 マネー・ディスモルフィア(お金異形症)は、自分の経済状況に対して歪んだ、あるいは不健全な認識を持っていること。一種の「金銭感覚障害 」です。

 実はアメリカ人の3人に1人、Z世代の43%がマネー・ディスモルフィアと自覚しているという調査結果もあります。これがお金とのつきあい方だけでなく、投票行動にも影響していると考えられ、話題を集めています。

 マネー・ディスモルフィア(お金異形症)は医学用語ではありませんが、身体醜形症と呼ばれる精神疾患に似ているとされています。つまり、自分は十分な収入があるにもかかわらず、お金がないような気がして、使う時にストレスや不安を感じてしまう。また逆に、払えないのに払えると考えてしまって、お金を使いすぎたりするのもお金異形症です。

 具体的な行動例としては、銀行口座の残高確認を避ける、逆に常に口座残高を確認する。クレジットカードを使いすぎる。貯蓄が十分でないことを常に心配する。不安を感じるため、お金を使うことや金銭的な決断をすることを避ける。お金を使った後、罪悪感や恥ずかしさを感じるなどが挙げられます。

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