夏樹陽子の人生最高の一杯 「フェラーリの運転席にドンペリが…」

公開日: 更新日:

 御年61にしてこの美貌。まさに「ベテラン美人女優」と呼ぶにふさわしい。酒も相当イケる口――に見えるが、実はほとんど下戸だという。その代わりにハマっているのがクルマ。そのクルマでいいことがあると、やっぱり酒に結びつくようで……。

 飲めないのに、お酒の楽しい席は好きだから、失敗談はいっぱいあります。高校の同窓会で無理してビールを5、6杯飲んだら、見るものがグルグル回りだして立てなくなっちゃったり、北海道にロケに行ったとき、ウイスキーを牛乳で割った「カウボーイ」という飲み方を教わり、おいしかったのでついつい飲みすぎたら、翌日、二日酔いでヒドい目に遭ったり……。

 中でも思い出深いのは私のデビュー作「空手バカ一代」での失敗かな。劇中、「ヨロヨロと千鳥足で歩く」というシーンがあったんです。でも、それまで千鳥足になんてなったことがないから、撮影前にちょっと梅酒を飲んじゃった。で、まずは後ろ姿の撮影。コッチはフラフラに酔っぱらってるから一発OK。「なんだ陽子、やればできるじゃないか」なんてお褒めの言葉も。ところが、次の前向きのシーンでバレちゃいました。「陽子、顔が真っ赤じゃないか」「おまえ、ホントに酔っぱらってるな?」。結局、撮影は一時中断、駆け出しの新人なのに、周りのスタッフさんや主役の千葉真一さんを2時間以上お待たせすることになってしまいました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 4

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  5. 5

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  1. 6

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  2. 7

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  3. 8

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  4. 9

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明

  5. 10

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  3. 3

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  4. 4

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  5. 5

    【独自】江角マキコが名門校との"ドロ沼訴訟"に勝訴していた!「『江角は悪』の印象操作を感じた」と本人激白

  1. 6

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  2. 7

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 8

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール