真木よう子“W受賞”で火がついた 尾野真千子の「女の戦い」

公開日: 更新日:

「まさか真木が主演と助演のダブル受賞とは……。正直、想定外の結果でした」(映画誌ライター)

 7日に開かれた「第37回日本アカデミー賞」の授賞式。映画人にとっては名実ともに国内最高峰の晴れ舞台だが、賞レースは多くの関係者の予想を裏切る結果となった。真木よう子(31)が最優秀主演女優賞(「さよなら渓谷」)、最優秀助演女優賞(「そして父になる」)の2冠をゲット。女優賞を総ナメにしたのだ。

 実に大竹しのぶ以来、35年ぶり2人目の快挙。これだけなら「ドエライことだ」で終わる話だが、今回は違う。真木以外にも主演と助演の両方にノミネートされていた女優がもうひとりいたからだ。尾野真千子(32)。「そして父になる」で主演、「探偵はBARにいる2」で助演である。

「主演と助演の両方にノミネートされるケースはまれ。少なくとも平成に入ってからは初めてで、真木と尾野の一騎打ちだけに、“分け合い受賞”が大方の予想でした」(映画関係者)

 ほかの最優秀主演女優賞候補は上戸彩、宮崎あおい、吉行和子。最優秀助演女優賞候補は蒼井優中谷美紀、余貴美子と、老若の実力派揃い。しかし、今回は実質、真木VS.尾野のマッチレースだっただけに、波紋が広がっている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方