東出昌大、綾野剛、向井理…朝ドラ男優はなぜ出世するのか

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 最近、人気の俳優を思い浮かべると、なぜかNHK朝ドラで注目された男優や女優ばかり。とくに男優は顕著で、朝ドラはいまでは“男優の供給源”になっている。どうしてなのか。

 たとえば、若手に限れば、今の「花子とアン」なら、ヒロインの夫役の鈴木亮平、「ごちそうさん」は東出昌大と和田正人、菅田将暉、「あまちゃん」は福士蒼汰、「梅ちゃん先生」は松坂桃李と高橋光臣、「カーネーション」は綾野剛、「ゲゲゲの女房」は向井理といった具合。

 朝ドラ終了後は民放のドラマで主役級で活躍しているケースも増えていて、「朝ドラ発」がドラマ界のキーワードだ。

 コラムニストの桧山珠美氏がこう言う。

「民放のドラマの地盤沈下は、大手芸能プロがプッシュする俳優を嫌でも起用するしかなく、タレントありきが目に余るのが一因。その点、NHKはオーディションで決めていて、役にあった俳優を選び、俳優の魅力を最大限引き出している。中には原石のような俳優もいて、NHK流に鍛えて一気に開花というパターンになっています」

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