東出昌大、綾野剛、向井理…朝ドラ男優はなぜ出世するのか

公開日: 更新日:

 最近、人気の俳優を思い浮かべると、なぜかNHK朝ドラで注目された男優や女優ばかり。とくに男優は顕著で、朝ドラはいまでは“男優の供給源”になっている。どうしてなのか。

 たとえば、若手に限れば、今の「花子とアン」なら、ヒロインの夫役の鈴木亮平、「ごちそうさん」は東出昌大と和田正人、菅田将暉、「あまちゃん」は福士蒼汰、「梅ちゃん先生」は松坂桃李と高橋光臣、「カーネーション」は綾野剛、「ゲゲゲの女房」は向井理といった具合。

 朝ドラ終了後は民放のドラマで主役級で活躍しているケースも増えていて、「朝ドラ発」がドラマ界のキーワードだ。

 コラムニストの桧山珠美氏がこう言う。

「民放のドラマの地盤沈下は、大手芸能プロがプッシュする俳優を嫌でも起用するしかなく、タレントありきが目に余るのが一因。その点、NHKはオーディションで決めていて、役にあった俳優を選び、俳優の魅力を最大限引き出している。中には原石のような俳優もいて、NHK流に鍛えて一気に開花というパターンになっています」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発