フジ「グッディ!」惨敗は安藤優子の“昼の場違い感”が原因か

公開日: 更新日:

 情報番組の改編で注目はフジだ。夕方の顔だった安藤優子キャスターを昼に回して裏番組の宮根誠司にぶつける一方で、夕方のメーンに伊藤利尋アナウンサーを起用。背水の陣で臨んだ。

 もっともアテは完全に外れた。宮根の「情報ライブ ミヤネ屋」は2ケタの視聴率を記録するなど相変わらず好調だが、安藤の「直撃LIVE グッディ!」は視聴率1%(!)台も記録。似ているのは、番組のタイトルだけである。

 上智大教授の碓井広義氏(メディア論)は、「宮根に負けないぐらい名前があってメーンを張れるキャスターということで、安藤を持ってきたのでしょうが、完全に場違い。主婦たちの午後に付き合うつもりはみじんもなく、“私は私、ついてきたいならどうぞ”という態度が透けて見えます。高橋克実の役割も曖昧」と言う。

 放送ジャーナリストの小田桐誠氏も、「高橋は慣れない仕事への不安が画面からにじみ出ています。1週目の金曜日に、『1週間経ちましたが僕はどうだったんでしょう』と自虐的なコメントをしていましたが、これに安藤が『よく出来ました』と返していた。まるで先生と生徒。見ていて気持ちいいものではなかった」とバッサリだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋