嵐・二宮はともかく…ジャニーズだらけだったフジの凋落

公開日: 更新日:

 年末年始は芸人のネタとか、スポーツ選手のお遊びゲームとか、シリーズドラマのスペシャル版とか、相変わらず「どのチャンネルも同じだね」と言いたくなる中身ばかり。

 そんな中、評価を上げたのは日刊ゲンダイ本紙でも取り上げていた年末の「赤めだか」、1月3日の「坊っちゃん」と2つのドラマSPで主役を張った嵐の二宮和也だろう。

 二宮はもともと芝居がうまい。夏目漱石の名作「坊っちゃん」では、生徒との確執から打ち解けるまでがストーリーの軸だが、教室で生徒に対し、「謝る気がないなら、謝るな!」という短いセリフでも、声に高低(少しずつ盛り上がっていく)があるし、声質もいい。

「人にも自分にも、嘘をつくのは……まっぴらごめんです!」と松下奈緒に言うシーンは、身長差がちょっと気になったが、セリフ回しはレベルが高い。コミカルな脚本と細切れのカット割りによって「新・坊っちゃん」ともいうべきおもしろいドラマとなっていた。“赤シャツ”役の及川光博をはじめ古田新太、岸部一徳などクセの強い俳優が脇を固めても、主役は食われなかった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  2. 2

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 3

    箱根駅伝は「勝者のノウハウ」のある我々が勝つ!出雲の7位から良い流れが作れています

  4. 4

    女子プロレス転向フワちゃんいきなり正念場か…関係者が懸念するタレント時代からの“負の行状”

  5. 5

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  3. 8

    学歴詐称問題の伊東市長より“東洋大生らしい”フワちゃんの意外な一面…ちゃんと卒業、3カ国語ペラペラ

  4. 9

    村上宗隆、岡本和真、今井達也のお値段は?米スカウト&専門家が下すガチ評価

  5. 10

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方