宴会場がリングに 蝶野正洋さん語る“旅館破壊事件”の凄惨

公開日: 更新日:

 かといって皆が皆、大酒飲みかっていうと、そうでもなくてさ。俺みたいに“ホドホド”もいれば、最近の若手に多いんだけど、「酒よりプロテイン」ってヤツもいるから。時代が変わったといえば、変わっちゃったんだろうね。

 俺が新日本プロレス(以下、新日)の新弟子の頃は、飲める新人が地方巡業に行くと、興行主やスポンサー、タニマチ相手の夜の接待要員に駆り出されて毎晩、ピッチャーに入ったチャンポン酒を何杯も飲んでた。

 同世代では武藤敬司や亡くなった橋本真也。2人とも強いし大好き、飲みっぷりがいいから、どこ行っても引っ張りだこ。武勇伝はたくさんあるんじゃないの。

■UWFとの懇親会での大事件

 新日時代の酒の大事件といえば、やっぱり86年の水俣旅館破壊事件だろうね。当時、前田日明さん率いるUWFが新日のリングに戻ってきて、プロレスのスタイルが違う上に、団体間のトップレスラーたちも本をただせば先輩後輩の関係、選手間の確執が積もりに積もって、試合がギクシャクしてた。それを修復しようという宴会を旅館を借り切ってやったんだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”