高畑事件も影響なし 勢い止まらぬ「真田丸」の本当の実力

公開日: 更新日:

 佳境に入ってきた堺雅人主演の大河ドラマ「真田丸」(NHK)は視聴率が平均17%超と、ここ数年の大河ドラマでは高い視聴率をキープしている。

 ビデオリサーチ調べ・関東地区の先週(9月11日)は16.5%だが、公表されていないBSプレミアムの放送の視聴率は驚く高さ。BS放送は地上波よりも2時間早く放送されて、ファンの間では「早丸(はやまる)」と呼ばれて話題だが、“3%なら合格、4%は異例”といわれるBS放送で5%超を何度も記録し、先週は最高の5%超の数字が躍った。

 単純に地上波と合わせると20%超。これが「真田丸」の“実力”か。その魅力について作家の松野大介氏はこう語る。

「脚本の三谷幸喜さんとの3年前の共著『三谷幸喜 創作を語る』では、『もしまた大河をやらせてもらえたら、戦国ものならなぜ一方が勝ち、なぜ一方が負けたのかを丁寧に描きたい』とおっしゃってました。その通りに戦の経緯や作戦が綿密に描かれています。それにCG技術で戦況を説明するのも新しい趣向で分かりやすい。そういうところが戦国ファンを引きつけているのでしょう。展開も“そうきたか!”と思わせ、意外さを感じますね。また、ぜいたくなキャストも見どころのひとつで、この武将をこの俳優でやるのか! と驚きながら見ています」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?