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中川右介

1960年東京生まれ、早大第二文学部卒業。出版社「アルファベータ」代表取締役編集長を経て、歴史に新しい光をあてる独自の執筆スタイルでクラシック音楽、歌舞伎、映画など幅広い分野で執筆活動を行っている。近著は「月9 101のラブストーリー」(幻冬舎新書)、「SMAPと平成」(朝日新書)など。

“敗北”のヒロインは「津軽海峡」と「ロシア」へ向かった

公開日: 更新日:
石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」と太田裕美の「さらばシベリア鉄道」

 阿久悠と松本隆に共通するのは、意志を持った女性、自立する女性を描いているという点だ。

 失恋しても、男にすがりついたり、泣きわめいたり、男を恨んだりする女性は登場しない。彼女たちはきっぱりと決別する。

 決別のため、阿久のヒロインは旅に出る。「北の宿から」では北のど… 

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