ドジャース大谷翔平“満身創痍”の深刻度…本人が「ムリ」と判断し前半戦最終登板と球宴を回避
日本時間11日のダイヤモンドバックス戦に予定されていた先発をキャンセル、15日の球宴も辞退して左膝の治療をすることになった大谷翔平(32=ドジャース)。
9日にブルペンで31球を投げ、試合のなかった翌10日のミーティングで本人が登板回避と球宴辞退を受け入れたことになっているものの、「(11日の先発を)ムリと言ったのは大谷の方かららしい」と、特派員のひとりはこう続ける。
「球団はあくまでも11日に投げさせるつもりだった。だからこそ9日のブルペン投球にゴーサインも出した。けれども、実際にブルペンで投げてみた結果、本人がムリという判断をしたようです」
大谷はよほどのことがない限り、自分からムリだとは言わない。2023年にはダブルヘッダーの1試合目に完封、2試合目の休養を促す首脳陣を「100%、いける」と制して2試合目に出場、本塁打を2本放った直後にけいれんを発症したくらい。今季は規定投球回に満たないものの、サイ・ヤング賞獲得に並々ならぬ意欲を燃やしていた大谷が、自分から「ムリ」と言ったとすれば「よほどのこと」だ。
■違和感の原因は
大谷は19年に左膝の二分膝蓋骨の手術を受けている。腫れのある「ニーキャップ(膝頭)」は二分膝蓋骨の近くで、膝の曲げ伸ばしに制限があるという。
ロバーツ監督は「膝の水を抜いて炎症を抑える。悪化する前に対処できるチャンスがあればやってしまおうということ」と話しているものの、「古傷」とも言える箇所だけに、果たして球宴休みを利用した治療と休養で万全な状態になるのかどうか。
「指名打者として出場し続ける分には支障は全くない」とはロバーツ監督だが、元ヤンキースの松井秀喜しかり、膝が原因で失速したパワーヒッターは枚挙にいとまがないだけに不安は尽きない。
左膝に加えて、大谷の右肘も心配だ。ロバーツ監督は「腕は問題ない」と話しているものの、ア・リーグのスカウトは、
「上腕二頭筋の違和感の原因は肘ですよ。右肘を痛めると、上腕二頭筋もダメージを受ける」と言う。
実際、登板翌日以外、キャッチボールを行うことをルーティンにしている大谷が、4日のパドレス戦で上腕二頭筋の違和感を覚えると、翌日から2日間キャッチボールをパスした。それもこれも右腕の状態に不安があったからだろう。


















