(10)弥太郎はこの年、二十四に
〈侍大将弥太郎の不安〉
烏がバサバサと黒い翼をはためかせ、天空から舞い降りていく。骸を食らってカアカアと仲間を呼ぶ様は、まるでこちらを嘲笑っているかのようだ。
朝比奈弥太郎はそう思いつつため息をつき、勝山城の城郭の中を歩く。そこここに折り重なるように眠る雑兵たちは…
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